私の家は、クリスマスも誕生日も祝わない何もしない家だった。
それを知ってか知らずか?子供の頃(4~6歳)診療所に赴任(ふにん)していた先生が、この時期になると家までクリスマスケーキを持って来てくれた。
残念ながら顔はもう忘れてしまったが、日も落ち暗くなった中、クリスマスケーキの箱を持ちながら玄関に入って来る先生の姿は今も憶えている。
親父との関係(診療所の修繕など)か?一緒に来た奥さん(看護婦)との間に子供がいなかったからなのか?理由は解らないが、診療所が無くなるまで3年ほど続いた。
その後、先生は町に戻り自分の病院を建てたが何故か数年後、自殺してしまい、診療所にいた時の話ばかりしていたと聞いた記憶がある。
35年以上も前、当時冬道では町のケーキ屋までは車で片道1時間半以上は掛かったであろう。
生クリームにイチゴではなく、日持ちするチョコレートに干しぶどうのクリスマスケーキ、それが私のクリスマスケーキであり私にとってクリスマスケーキと言えば、それなのである。
自分も貰う側から送る側になりましたが、先生の様な誰かの記憶に残る大人(人間)でありたいと想います。
2014年12月25日木曜日
2014年12月11日木曜日
屋根
突然の大雪ですが、その少し前に快晴の日があり建築中の屋根の上で思わず大の字になりました。
そして、温かい日差しを浴び青い空を眺め気持ち良くなりながら、あらためて
「お天道様の元、汗を流し働くのが一番!」と思う。
屋根の上に時間の止まった忘れ物を見つけました。
2014年12月2日火曜日
炎
心の炎は燃えていますか?
例えば火の粉を舞い上げ明るく燃える炎、例えば暗闇の中で青白く静かに燃える炎。
何色でどんな形でも、あなたの炎は燃えていますか?
もし燻っているのなら、もし消えてしまったのなら、もう一度、いや!何度でも火を付けろ!
例えば火の粉を舞い上げ明るく燃える炎、例えば暗闇の中で青白く静かに燃える炎。
何色でどんな形でも、あなたの炎は燃えていますか?
もし燻っているのなら、もし消えてしまったのなら、もう一度、いや!何度でも火を付けろ!
2014年10月27日月曜日
2014年10月25日土曜日
好きな場面と一節(その1)
敵と向き合う時はけして恐れるな、勇気を持って戦う者を神は愛する。
真実を語れ、例えそれが死に繋がるとしても、力なき者を守れ不正をするな、お前の誓いだ。
「頬を打たれた後」これは誓いを忘れない為だ。
王を守れ、王が助からなければ人々を守れ。
真実を語れ、例えそれが死に繋がるとしても、力なき者を守れ不正をするな、お前の誓いだ。
「頬を打たれた後」これは誓いを忘れない為だ。
王を守れ、王が助からなければ人々を守れ。
ー映画 キングダム・オブ・ヘブンよりー
2014年9月6日土曜日
パイル(杭)工事
新築工事を大きく区分すると、まずパイル工事から始まります。
パイル(杭)は基礎を地中から支え、地盤沈下などを防ぐ役割を持ちます。
土地の地盤調査を行い地層を調べ、パイルの長さが決まります。
地層が軟らければ長く硬ければ短く、打つ本数も建物の大きさ形で変わります。
パイル(杭)は基礎を地中から支え、地盤沈下などを防ぐ役割を持ちます。
土地の地盤調査を行い地層を調べ、パイルの長さが決まります。
地層が軟らければ長く硬ければ短く、打つ本数も建物の大きさ形で変わります。
パイル工事が終わると次は基礎工事へと移ります。
2014年9月1日月曜日
現場あるある
大抵それが走行中に「何かおかしい?」と後で気付くパターン&時すでに遅し状態。
今回は特に、タイヤが坊主状態で何とか冬まで持ちこたえようと頑張っていた最中...
知人や職人、ガソリンスタンドの店員にタイヤ注意されながらも何とか頑張っていたのに...
残念でしょうがない。
2014年7月29日火曜日
断熱
東北も梅雨明けしたとニュースで言っていました。
温度も30度を超える日が続く様になりましたが、そんな中、現場では断熱工事が行われました。
うちでは断熱はグラスウールではなく、気密・性能・住む人の暮らしを重視し発泡断熱を標準仕様にしています。
興味ある方は「マシュマロ断熱」で検索して下さい。
真夏日、完全防護で施工する職人さんにとっては地獄の時間となります。
家の内側(床・壁・天井)は、マシュマロ断熱で隙間なく施工。
そして家の外側は、遮熱シート(標準仕様)施工なので工事中でも、夏は外温より室温は低く(夏は涼しく)冬は外温より室温は高い(冬は暖かく)を実感できます。
仕上がりは同じでも、家の真価は見えぬ所で決まります。
温度も30度を超える日が続く様になりましたが、そんな中、現場では断熱工事が行われました。
うちでは断熱はグラスウールではなく、気密・性能・住む人の暮らしを重視し発泡断熱を標準仕様にしています。
興味ある方は「マシュマロ断熱」で検索して下さい。
真夏日、完全防護で施工する職人さんにとっては地獄の時間となります。
家の内側(床・壁・天井)は、マシュマロ断熱で隙間なく施工。
そして家の外側は、遮熱シート(標準仕様)施工なので工事中でも、夏は外温より室温は低く(夏は涼しく)冬は外温より室温は高い(冬は暖かく)を実感できます。
仕上がりは同じでも、家の真価は見えぬ所で決まります。
2014年6月30日月曜日
オセロ
先日、後輩の子供にオモチャを買ってあげようと急に思い立ち、トイザラスへ行った。
すると、オセロを見かけ「懐かしぃ~!」と思い、一諸に買ってしまう。
そのまま事務所へ置き後日、三上へ「オセロする?」と誘ってみる。
「はいっ!朝から気になってました!」
「でも社長、強そうです!」
数十分後....「やったぁ~!」の声と笑顔の三上の前に惨敗する私がいた。
日報に「自分に自信がつきました!」と書かれているのを読み「それは良かった」と思う反面「なんて日だっ!」とも思うのであった。
すると、オセロを見かけ「懐かしぃ~!」と思い、一諸に買ってしまう。
そのまま事務所へ置き後日、三上へ「オセロする?」と誘ってみる。
「はいっ!朝から気になってました!」
「でも社長、強そうです!」
数十分後....「やったぁ~!」の声と笑顔の三上の前に惨敗する私がいた。
日報に「自分に自信がつきました!」と書かれているのを読み「それは良かった」と思う反面「なんて日だっ!」とも思うのであった。
2014年6月27日金曜日
学箱
写真は現場で基礎屋さんが使っていたもの。
釘や金物類を入れておく雑に造られた木箱なのだが、その名前が良い。
「学箱・がくばこ」と読むのか?消耗品の釘は工具より粗末に扱いがちになるが、現場はこれがないと成立たない。
例えば、この箱も材料(合板や木材)があり、組立てるには釘が必要で、その材料を切る為にノコギリ、釘を打つ為にカナヅチなどの工具がある。
親父の生前の口癖に「仕事が仕事を教える」を、この箱を見ていて思い出す。
今、自分なりに解釈すれば、最初から仕事の出来る人は無く経験を積み重ね熟練してゆく、大切なのは知らない事へ挑戦するという姿勢である。
アントニオ猪木風に言えば「この道は行けば解るさ!バカヤロー!」である(笑)
仕事で使う物から仕事を学び、それらを入れて置く箱だから「学箱」同じニュアンスを感じた。
釘や金物類を入れておく雑に造られた木箱なのだが、その名前が良い。
「学箱・がくばこ」と読むのか?消耗品の釘は工具より粗末に扱いがちになるが、現場はこれがないと成立たない。
例えば、この箱も材料(合板や木材)があり、組立てるには釘が必要で、その材料を切る為にノコギリ、釘を打つ為にカナヅチなどの工具がある。
親父の生前の口癖に「仕事が仕事を教える」を、この箱を見ていて思い出す。
今、自分なりに解釈すれば、最初から仕事の出来る人は無く経験を積み重ね熟練してゆく、大切なのは知らない事へ挑戦するという姿勢である。
アントニオ猪木風に言えば「この道は行けば解るさ!バカヤロー!」である(笑)
仕事で使う物から仕事を学び、それらを入れて置く箱だから「学箱」同じニュアンスを感じた。
2014年6月11日水曜日
人生は、ドーン!
私は子供と遊ぶ時、手加減や容赦なく全力で望む人間なので友人の子供や姪っ子、甥っ子を泣かせる過去を持つ。
なので、みずから子供とは遊ばない様にし、その前に知らない振りをしながら観察(内気、強気など)している。
基本、子供の方からコンタクトがあり、自分の観察に合わせ受け流すか全力対応かが決まる。
昨日、現場でカーポートの工事を職人さん達に混じりながらしていた。
道路を挟んだ向かいに広い草原(空き地)があるのだが、夕方近くになるとそこで子供達(小学生男子3人)がサッカーボールで遊び始めた。
その内「ボールが転がって来る」と予測しながら作業していると案の定、ボールが転がって来た。
「すいませ~ん」の声に「じゃあ行くぞ!」と構える子供に思いっきりボールを蹴り「うわぁ~速ぇ~!」の言葉を尻目に、また作業へ戻る。
少しすると予測通りに、またボールが来て予測通りに少し調子に乗った子供達の「また速い球で!」の声が来た。
「よし!行くぞ!」と身構える子供達に「ドーン!」と叫びながら頭上を越え奥の草原へ、ボールを浮かし思いっきり遠くへ蹴った。
「うわぁ~」と叫ぶ子供達へ「人生に同じ球はない!走って追い駆けろ!」と捨て台詞を吐きまた作業へ戻った。
懸命に草むらの奥へと走ってゆく子供達の後ろ姿を見ながら「マジっすかっ!」と職人が言うので、私も笑いながら「マジっすっ!」と答えるのであった。
なので、みずから子供とは遊ばない様にし、その前に知らない振りをしながら観察(内気、強気など)している。
基本、子供の方からコンタクトがあり、自分の観察に合わせ受け流すか全力対応かが決まる。
昨日、現場でカーポートの工事を職人さん達に混じりながらしていた。
道路を挟んだ向かいに広い草原(空き地)があるのだが、夕方近くになるとそこで子供達(小学生男子3人)がサッカーボールで遊び始めた。
その内「ボールが転がって来る」と予測しながら作業していると案の定、ボールが転がって来た。
「すいませ~ん」の声に「じゃあ行くぞ!」と構える子供に思いっきりボールを蹴り「うわぁ~速ぇ~!」の言葉を尻目に、また作業へ戻る。
少しすると予測通りに、またボールが来て予測通りに少し調子に乗った子供達の「また速い球で!」の声が来た。
「よし!行くぞ!」と身構える子供達に「ドーン!」と叫びながら頭上を越え奥の草原へ、ボールを浮かし思いっきり遠くへ蹴った。
「うわぁ~」と叫ぶ子供達へ「人生に同じ球はない!走って追い駆けろ!」と捨て台詞を吐きまた作業へ戻った。
懸命に草むらの奥へと走ってゆく子供達の後ろ姿を見ながら「マジっすかっ!」と職人が言うので、私も笑いながら「マジっすっ!」と答えるのであった。
2014年6月5日木曜日
前略、親父殿
前略、親父殿
姿形を変え何とか乗り越え今も現場におります。
それなりの歳と共に潜める様になりましたが、熱は今だ冷めぬつもりで日々、過ごしております。
溜息をこぼす事は、多くなりましたが...
時折、↑こんな事を作業を眺めながら、独り頭の中で考え(空想)たり思う事があます。
仮に生きているあなたへ話した所で、本意にないまでも「馬鹿か!目の前の仕事を懸命にしろ!」の返答は知れております。
また私も、いないからこそ素直に言えるのでしょう。
いや多分、私の心(記憶)の中で生き続けているあなたへ話しているが、正しいのでしょう。
姿形を変え何とか乗り越え今も現場におります。
それなりの歳と共に潜める様になりましたが、熱は今だ冷めぬつもりで日々、過ごしております。
溜息をこぼす事は、多くなりましたが...
時折、↑こんな事を作業を眺めながら、独り頭の中で考え(空想)たり思う事があます。
仮に生きているあなたへ話した所で、本意にないまでも「馬鹿か!目の前の仕事を懸命にしろ!」の返答は知れております。
また私も、いないからこそ素直に言えるのでしょう。
いや多分、私の心(記憶)の中で生き続けているあなたへ話しているが、正しいのでしょう。
2014年5月30日金曜日
因果応報
20代の頃、朝の出勤ラッシュの満員電車の中、身動き
取れない状態で目の前に中年男性のサラリーマンが横向
きにビッタリとくっ付いた事がある。
私の視界には、そのサラリーマンの耳穴だけしか見えな
い状態が、2~3駅過ぎる間続いた。
しかも、その耳穴には物凄い太さと数の耳毛が生え覆われ奥が見えなかった。
心の中で「マジか!何だ!この耳毛!」と叫びながら耐えたが初めて目にする光景と動揺、インパクトとショックが強すぎて今も鮮明に憶えている。
...と言うより、焼き付いてしまっている。
あれから何年経っただろう?40過ぎた私の耳にも、まだその男性にはかなわないが結構な耳毛が生えている。
たまに耳毛を切る度、当時を思い出すが最近は同時にこれもある意味「因果応報」?と考える様にもなった。
取れない状態で目の前に中年男性のサラリーマンが横向
きにビッタリとくっ付いた事がある。
私の視界には、そのサラリーマンの耳穴だけしか見えな
い状態が、2~3駅過ぎる間続いた。
しかも、その耳穴には物凄い太さと数の耳毛が生え覆われ奥が見えなかった。
心の中で「マジか!何だ!この耳毛!」と叫びながら耐えたが初めて目にする光景と動揺、インパクトとショックが強すぎて今も鮮明に憶えている。
...と言うより、焼き付いてしまっている。
あれから何年経っただろう?40過ぎた私の耳にも、まだその男性にはかなわないが結構な耳毛が生えている。
たまに耳毛を切る度、当時を思い出すが最近は同時にこれもある意味「因果応報」?と考える様にもなった。
2014年5月21日水曜日
芽吹き
ふと見ると植樹が緑の葉を付けていました。
気付かないうちに、知らず知らずでも季節はちゃんと巡っている様で...
どうやら鈍感になっているのは自分の様でした。
そんな自分に一句!
「余裕なき 季節を愛でず 青葉咲く」
2014年5月9日金曜日
水温占い
いつ頃からかは定かではないが、便器の調子が悪い。
ウォシュレットの水が設定温度を無視、冷たかったり熱かったりする。
冬に真水が出て「ひゃっ!」と悲鳴をあげる事もあれば、夏にお湯が出て「あつっ!」と怒鳴る時もある。
狭いトイレ内で独り、そんな悲鳴と罵声が入る度に繰り返される。
だが、人は対応?いや順応?進化?する!
お湯か?水か?と不安がっていたのが、吉か?凶か?と自分独自の占いに発展、今では季節にあった丁度良い水温が出た時は、何の根拠も論拠も無いのに何故か「今日は行ける!」と思う程になってしまった。
あぁぁ...馬鹿である(笑)
ちなみに今日は少し熱めの「中吉」だった。
ウォシュレットの水が設定温度を無視、冷たかったり熱かったりする。
冬に真水が出て「ひゃっ!」と悲鳴をあげる事もあれば、夏にお湯が出て「あつっ!」と怒鳴る時もある。
狭いトイレ内で独り、そんな悲鳴と罵声が入る度に繰り返される。
だが、人は対応?いや順応?進化?する!
お湯か?水か?と不安がっていたのが、吉か?凶か?と自分独自の占いに発展、今では季節にあった丁度良い水温が出た時は、何の根拠も論拠も無いのに何故か「今日は行ける!」と思う程になってしまった。
あぁぁ...馬鹿である(笑)
ちなみに今日は少し熱めの「中吉」だった。
2014年5月2日金曜日
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