2014年6月30日月曜日

オセロ

先日、後輩の子供にオモチャを買ってあげようと急に思い立ち、トイザラスへ行った。

すると、オセロを見かけ「懐かしぃ~!」と思い、一諸に買ってしまう。

そのまま事務所へ置き後日、三上へ「オセロする?」と誘ってみる。

「はいっ!朝から気になってました!」

「でも社長、強そうです!」

数十分後....「やったぁ~!」の声と笑顔の三上の前に惨敗する私がいた。

日報に「自分に自信がつきました!」と書かれているのを読み「それは良かった」と思う反面「なんて日だっ!」とも思うのであった。





2014年6月27日金曜日

学箱

写真は現場で基礎屋さんが使っていたもの。

釘や金物類を入れておく雑に造られた木箱なのだが、その名前が良い。

「学箱・がくばこ」と読むのか?消耗品の釘は工具より粗末に扱いがちになるが、現場はこれがないと成立たない。

例えば、この箱も材料(合板や木材)があり、組立てるには釘が必要で、その材料を切る為にノコギリ、釘を打つ為にカナヅチなどの工具がある。

親父の生前の口癖に「仕事が仕事を教える」を、この箱を見ていて思い出す。

今、自分なりに解釈すれば、最初から仕事の出来る人は無く経験を積み重ね熟練してゆく、大切なのは知らない事へ挑戦するという姿勢である。

アントニオ猪木風に言えば「この道は行けば解るさ!バカヤロー!」である(笑)

仕事で使う物から仕事を学び、それらを入れて置く箱だから「学箱」同じニュアンスを感じた。

2014年6月11日水曜日

人生は、ドーン!

私は子供と遊ぶ時、手加減や容赦なく全力で望む人間なので友人の子供や姪っ子、甥っ子を泣かせる過去を持つ。

なので、みずから子供とは遊ばない様にし、その前に知らない振りをしながら観察(内気、強気など)している。

基本、子供の方からコンタクトがあり、自分の観察に合わせ受け流すか全力対応かが決まる。

昨日、現場でカーポートの工事を職人さん達に混じりながらしていた。

道路を挟んだ向かいに広い草原(空き地)があるのだが、夕方近くになるとそこで子供達(小学生男子3人)がサッカーボールで遊び始めた。

その内「ボールが転がって来る」と予測しながら作業していると案の定、ボールが転がって来た。

「すいませ~ん」の声に「じゃあ行くぞ!」と構える子供に思いっきりボールを蹴り「うわぁ~速ぇ~!」の言葉を尻目に、また作業へ戻る。

少しすると予測通りに、またボールが来て予測通りに少し調子に乗った子供達の「また速い球で!」の声が来た。

「よし!行くぞ!」と身構える子供達に「ドーン!」と叫びながら頭上を越え奥の草原へ、ボールを浮かし思いっきり遠くへ蹴った。

「うわぁ~」と叫ぶ子供達へ「人生に同じ球はない!走って追い駆けろ!」と捨て台詞を吐きまた作業へ戻った。

懸命に草むらの奥へと走ってゆく子供達の後ろ姿を見ながら「マジっすかっ!」と職人が言うので、私も笑いながら「マジっすっ!」と答えるのであった。



2014年6月5日木曜日

前略、親父殿

前略、親父殿

姿形を変え何とか乗り越え今も現場におります。

それなりの歳と共に潜める様になりましたが、熱は今だ冷めぬつもりで日々、過ごしております。

溜息をこぼす事は、多くなりましたが...

時折、↑こんな事を作業を眺めながら、独り頭の中で考え(空想)たり思う事があます。

仮に生きているあなたへ話した所で、本意にないまでも「馬鹿か!目の前の仕事を懸命にしろ!」の返答は知れております。

また私も、いないからこそ素直に言えるのでしょう。

いや多分、私の心(記憶)の中で生き続けているあなたへ話しているが、正しいのでしょう。